学生ならではの長い長い大学生活。毎日、時間を持て余してしまい、何か有意義なことでもやらなければ、とあせりを感じてしまうことも多いですよね。
実は、大学生活4年間の約半分は休日なんです!これだけ長い休日がもらえるのも学生ならではの特権なので、このまたとない機会をぜひとも有効に活用したい、という人も多いんじゃないですか。
もちろん、大学生活においては学業が最優先ですが、学生時代に「自分は何がしたいか」をさまざまな経験を通して考えることはすごく大切で、今後の就職活動や長い人生においてもきっと役立つ経験になります。
ということで、今回は就職活動や今後の自分の成長に役立つ、学生ならではの有意義な過ごし方3選についてご紹介します。
普段とは違う体験ができる読書
最初にご紹介する、学生ならではの有意義な過ごし方は「読書」です。「えっ、読書なんて、ちょっとありきたり?」と思うかもしれませんが、目的は「日常生活だけでは得ることができない知識を手に入れる」です。その手段として読書はピッタリなんです!
もちろん、これだけインターネットが普及している現在、ネットでも知識を得ることはできますが、ネットと本ではそれぞれ役割が以下のように違ってきます。
そもそもネットはその役割から、専門的な情報を読んでくれる人が少ないため、どうしても表面的なことやわかりやすくポイントをしぼった記事になる傾向があります。
つまり今回の目的である「日常生活だけでは得ることができない知識を手に入れる」ためには、知りたい知識についての深掘りが必要なのでどうしても読書が欠かせないんです。
それではさらに、読書によるメリットについて見てみましょう。
読書によるメリット
1.専門家の知識を短時間に獲得できる
その分野の専門家である著者が長年(数年~数十年)かけて研究、蓄積した知識を短時間に得ることができます。読書により、私たちは専門家の知識の一部を知ることができます。
2.成功者などの体験を疑似体験できる
私たちの日常生活で体験できることには限りがありますが、世の中の成功者は自分の体験を本として整理してくれています。それを読むことにより、成功者がどういった考え方でどのような試行錯誤をしてきたのかを、まるで自分が体験したかのように知ることができます。
またその中で学ぶべき点、あるいは反省すべき点などのノウハウを学ぶこともできます。つまり、読書により私たちは成功者などの体験を疑似体験して自分の知識にできるのです。
さらに、あなたが学生時代に読書の習慣を身につけることができれば、今後の人生に読書という最高の楽しみを増やせるという点でもぜひおすすめします!
さまざまなタイプの人と出会える、アルバイト
次にご紹介する、学生ならではの有意義な過ごし方は「アルバイト」です。目的は「世の中の人々の多様性について理解する」です。
もちろん学生のうちにできる活動としては、アルバイトのほかにサークル活動やインターンシップなどもありますが、サークル活動の場合、関わる人々が同じ大学の固定されたメンバーになってしまう可能性が大きいこと、またインターンシップはどちらかというと人間関係よりも実業務に特化する傾向があるので、自分の目的によって活動を選ぶ必要がありますよね。
ところで皆さんは「ダイバーシティ」という言葉を知っていますか。簡単に説明すると、次のようなことになります。
つまりダイバーシティーとは「世の中にはさまざまなタイプ、考えの人々がいる。そういった様々な人々を尊重し理解する」ことではないかと僕は思います(ただし、受け入れる義務まではないです。どうしても受け入れることができない方々は尊重し理解しつつ、一定の距離を持つことはかまいません)。
アルバイトだと、一緒に働くメンバーのほかに雇用主や顧客などのさまざまな人と接する機会があります(お客さんが毎日変わるアルバイト先だと、さらにいいですよね!)
また、いろんなタイプのアルバイトをすることで、さらにさまざまなタイプの人と接する機会が増えます。そして今後、皆さんが就職するころにはさらに多くの企業にこのダイバーシティーの考え方が浸透しているはずです。
ですから、このようなアルバイトを通してさまざまな考えや価値観を持つ人々とコミュニケーションをとっておくことは、学生ならではの経験として、あなたの今後の人生、また就活においても、きっと貴重な財産となるはずです。
自信をつけるために、何か一つの技術を磨く
学生ならではの有意義な過ごし方の最後は「自分に自信を持つために何か一つの技術を磨く」です。もちろん技術といっても種類はは何でもかまいませんので、ぜひ皆さん各自で選んでください。あるスポーツの技術を磨く、語学力を磨く、ある楽器の演奏技術を磨くなど、なんでもいいんです!自分が好きで長期間じっくり取り組めそうなテーマを選びましょう。
また、技術を磨く目標ですが、これも自分で自由に設定してかまいません。友人たちの間で1番の技術を持つ、大学の同じ学部内で1番の技術を持つ、あるいは大学内で1番の技術を持つ、などなど、何でもいいのです。
また、高い目標を設定し真剣に打ち込んだときには、壁にぶち当たったり、挫折を味わったり、結果としては目標を達成できないことは当然出てきますよね。
しかし、壁を乗り越えるために可能な限りの工夫や努力を重ねる間に多くの学びを得ることができますし、自分に自信を持つことができるようになります。
だから、これだけは頑張った、やり切ったという経験から生まれる自信「自分だって頑張ればできるんだ」は、今後のあなたの人生において絶対に大きな武器になります!
まとめ
以上、今回は、就活や自分の成長に役立つ、学生ならではの有意義な過ごし方3選についてご紹介しました。
まずは「読書」。なぜかというと、専門家である著者が長年(数年~数十年)かけて研究、蓄積した知識を短時間に得ることができます。そして私たちの日常生活では体験できない、例えば成功者が、どういった考え方で、どのような試行錯誤をしてきたのか、疑似体験ができます。
次に「アルバイト」です。アルバイトの経験を通して、さまざまな考えや価値観を持つ人々と自分との違いを体感することにより、世の中の人々の多様性について理解することができます。
最後に「何か一つの技術を磨く」ことです。技術を磨くなかで壁にぶち当たった場合、その壁を乗り越えるために可能な限りの工夫や努力を重ねることにより、多くの学びを得ると共に自分に自信「自分だって頑張ればできるんだ」を持てるようになります。
なお、これら3件はあくまでも僕からの提案に過ぎません。皆さんがみずから目的(~のスキルを身につけたい、~に対する理解を深めたい、など)を設定して、その目的の実現に向けた手段を選ぶことができれば、きっと、それが皆さんにとって一番有意義な過ごし方になるはずです。
これだけ長い休日が得られるのは、まさに学生ならではの特権で、学生時代が最後です。このまたとないチャンスをぜひ有効に活用して、今後の人生の方向性「自分は何がしたいのか」をつかみ取ってください!