落ち込んでいるときに友達にかけてもらった言葉で立ち直れた・・・前向きに行動できた・・・そんな経験は誰でもありますよね。「前向きな言葉」は人の気持ちをポジティブにしてくれる力があります。
例えば営業でうまくいかず失敗して落ち込んでいるときに「なんでこんなこともできないんだ!」と怒られるより、「このやり方ではうまくいかないことがわかったから、次は大丈夫!」とポジティブに言われるほうが気持ちも次からの行動も前向きになります。
心理学的に前向きな言葉は人にポジティブなイメージを与え、それが積極的な行動につなげてくれます。たとえ短い言葉でも、偉人と呼ばれる人たちの名言や語録が心にグッとくるのも、自分が経験したことがない多くのことを経験している人からの前向きなメッセージが自分をポジティブにしてくれます。
今回お伝えする営業マンが知っておきたい名言や語録は、感じ方は営業への熱量が高いとき/低いときや、その時々の状況や環境で違っても、心のどこかをくすぐってテンションをあげてくれるに違いありません!
そこで今回はそんな、営業で心が折れそうなときに人を前向きにしてくれる名言や語録をお伝えします。
まずはソフトバンクグループの創業者で、ソフトバンク株式会社代表取締役会長の孫氏の語録からです。
最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった。
例えば何か新しいことを始めようとしている人にとって、夢の大小は関係なくスタートは誰でもゼロからだということを教えてくれます。大事なのは成功の根拠はなくても、夢と自信をもってまず始めてみることの大切さが伝わってきますよね。そんな中、ウォイン・グレツキー氏の語録に始めることの大切さをシンプルに表した名言もあります。
打たないシュートは100%はずれる
この言葉は、とにかくやらないと夢は叶わないし成功もない、ということがストレートに伝わってきます。例えば営業で初めてのことをするとき不安を感じやすいですが、とにかくやってみることが大切だとわかる語録です。例えば営業で、何回やってもお客さんが会ってくれない、契約が取れない・・・と悩んでいるときにこの言葉を思い出すと、「自分は行動しているから少しでも進歩している」と思い直すかもしれません。
もちろん営業での成功への道のりは思った通りにはいきませんが、アップル創立者のスティーブ・ジョブズ氏の語録にこんな名言があります。
成功できる人っていうのは、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」という前提を持って挑戦している。
新しいことを始めるとき、知らない世界に飛び込むときに思いがけないトラブルや不安はつきもの。とはいえ、営業や就職や転職、起業などでも思い通りにならないことがあっても「これが当たり前!」と前向きに、自信をもって前に進むことが成功の前提だと伝わる語録ですよね。この言葉があれば、落ち込んだときでも前に進むことができるはずです。
ただもちろん、心のどこかでうまくいかなかったときのリスクへの不安が行動の足かせになってしまうことだったあるはずです。そんな「リスクを負うこと」に対して世界の大富豪ビルゲイツ氏はこう言っています。
リスクを負わないのがリスク
例えば起業のリスクを怖がって、起業をあきらめた人が会社の配置転換で嫌な部署に回されて何十年も働かされ、「あの時起業しておけばよかった」と後悔の人生になるかもしれません。また営業で新しいアプローチをせっかく思いついたのに、失敗を恐れて従来の方法でやったら結局失敗して「思いついた方法でやっておけばよかった」と後悔するかもしれません。
でも、「リスクを負わない」ことを選んだことで、逆に悪いほうに進むこともあるのです。どうせリスクを負うなら、自分を信じて前向きなリスクを負いたいですよね。
また、世界的な女優だったオードリー・ヘップバーンさんの語録にこんな名言があります。
「impossible(不可能)」なことなど何もない。この言葉自体がそう言っている。「I’m possible(私にはできる)」と。
この言葉は、どんなことも「できる」と自信をもつことで「できる」と感じさせてくれる言葉です。もちろん営業で常に納得できるだけの結果がだせるとは限りませんし、結果がでず悩むことも多いはずです。ですが、営業でも就職活動でも、やはり「自信」が大切です。なので自分に自信が持てなくなったときに「私にはできる」と言い聞かせていきましょう。
そんなときに思い出したい言葉が野球選手のイチロー氏の語録にあります。
少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。
「着実に一歩一歩進んでいる」という感覚をもって進む大切さがよくわかる言葉ですよね。蒔いた種がすぐに芽を出さないからと、営業で必死に努力してもすぐに結果が出ないからと、そこで種を蒔くこと、努力することをあきらめたらそこで終わり、辛くてもあきらめない大切さを表しています。また、営業マンに響く語録も漫画「スラムダンク」の一コマにあります。
あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?
もちろん、あきらめず進むことが辛く感じることは誰にでもあります。ただ、だからといって前に進むこと/やること自体をそもそもしないことは後悔を意味することを表している言葉があります。どんなことでも辛抱強く、あきらめないで取り組み続けることが大切だということを教えてくれますよね。
ここでは、サッカー日本女子代表監督の佐々木則夫氏と、トム・ソーヤの冒険の作家であるマーク・トウェイン氏の語録から言葉をお借りしてご紹介いたしましょう。
成功の反対は失敗ではなく「やらないこと」だ
成功と真逆に位置し、それ自体が失敗を意味する「やらないこと」。「やらない」=「後悔しか残らない」なら、失敗しても笑い話になる「努力と行動」のほうが、成功への道も開けて一石二鳥ですよね。この言葉は、とにかく「努力と行動」をしていくことの重要性を伝えてくれています。
ということで営業マンが知っておくべき名言・語録をお伝えいたしましたが、名言達をまとめてみてみましょう。
- 「最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった。」
- 打たないシュートは100%はずれる
- リスクを負わないのがリスク
- 成功できる人っていうのは、
「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」
という前提を持って挑戦している。- 「impossible(不可能)」なことなど何もない。この言葉自体がそう言っている。「I’m possible(私にはできる)」と。
- 「少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。
- 「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」
- 成功の反対は失敗ではなく「やらないこと」だ
- やらないことが失敗であり、自分が失敗だと思っても
20年後には、笑い話にできる。
しかし、やらなかったことは、
20年後には、後悔するだけだ。
営業に対する熱量が高いとき、なんだか面白くないとき、悩んでいるとき、どんな「とき」も私たちに前進する気を起こさせてくれる偉人たちの名言達でしたよね。誰もが素晴らしい人生や営業での成功を望んでいますし、名言や語録もただの言葉ですが、そんな短い言葉が私たちの人生を動かすキッカケにもなりえるのです。最後に冒頭のソフトバンクグループ会長、孫氏の名言
「最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。そこから全てが始まった。」
これにもう一つ、孫氏の語録から名言をお伝えして締めくくりましょう。