多くの人が「いろんなことが長続きしない」「どうすればモチベーションを維持できるか」という悩みを抱えていますよね。特に売上を維持し続けるのは非常に難しく、自己を磨け、モチベーションを保てと自分を激励しながら毎日奮闘しています。なかでもモチベーションの維持と「自己実現力」には強い結びつきがあるんです。
ではなぜ、自己実現力とモチベーションの維持に強い結びつきがあるのでしょうか。自分の素質や能力がどんどん伸びると、きっとすごくやりがいを感じるので、「よっしゃ、もっと頑張るぞ!」という気持ちが生まれます。これは、まさにモチベーションが上がっている状態ですよね。
自己実現力を磨き、さらにモチベーションが上がれば、新しいチャレンジや仕事がますます楽しくなるはずなので、重要な自己実現力なら、きっと皆さんもぐんぐん高めていきたいはずです。まずは自分ができることから始めようという軽い気持ちで、少しずつ実行していけばOKです。では今から、「自己実現力」を高めるための行動を考えていきましょう!
行動その1:まずは「目標を設定する」
何かを達成しようとする時にはまず、最初に目標を立てますよね。例えばほとんどの人が学生時代に受験勉強をした経験を持っていますが、最初にどの学校を目指すかという目標を立てて、合格するためにはどれくらい偏差値をあげればいいか、そのためにはどんなスケジュールで受験勉強を進めればいいかなど、逆算方式でどんどん細かく設定していくやり方をした人が多いのではないでしょうか。
営業として将来働きたい人、または現在営業をしている人に限らず、「自己実現力」はとても大切です。自己実現力を高めるための第一歩は目標を持つことですで、それには、まず最初に「マインド」をもつことが必要となります。
目標を立てる際にはもう一つ大事な「目標の中身」があります。マインドはあるのに体が動かないのは、立てた目標の中身が間違っている場合が多いんです。そのような場合は目標を見直し、あなたが本当にやりたいことを選ぶべきです。例えば車が好きな人が自分の欲しい車を買おうとすればモチベーションは上がりますが、車が好きでない人が家族に車が欲しいと言われて買おうと目標を立ててもモチベーションは少しも上がりません。目標に向かって動くためには、「自分が本当にやりたいこと」を目標に掲げることが重要です。
自分が心から「やりたい!」と思える目標が決まったら、次のステップに進みましょう!
行動その2:目標に向かって具体的な「指標を設定する」
会社では目標を立ててそれを実現するために、途中で上司や先輩からチェックが入ります。個人の場合であってもそれは同じで、目標を立てただけでは少しも前に進めません。学生の頃は学校の先生が実行しているかどうかのチェックをしてくれていたかもしれませんが、社会人となればチェックするのは自分自身しかいません。
そのため、いつ頃までに何ができていれば目標が進行している、ということを自分自身でチェックするためにも、指標を立ててください。そしてその指標に従って実行出来ているかどうか自己チェックする必要があります。
指標は難しく考えなくても大丈夫!先の車の例で考えてみましょう。一ヶ月に何円積み立てるか?といった指標で十分ですが、金額も期間も具体的に立てることが必要です。〇〇円がたまったら買おう…という曖昧な目標ではお金は貯まりません。
〇月までに〇〇円を貯めると決めて、実現のためには1ヶ月あたり〇円を貯金するという具体的な計画を立てなければ、いつまで経っても購入資金が増えないのと同じです。「具体的に」というのが大事なポイントです。
具体的な指標が決まったら、いよいよそれを実現するためのスケジューリングに入ります!
行動その3:「継続的な目標」を設定して、それを達成するための具体的な指標を設定する
これまでの「目標設定」「指標設定」と大きく違う点は、「継続的に」というところです。例えば社会人の基礎でとPDCAという言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、PDCAとは「プラン→実行→チェック→改善」の英語の頭文字をとったビジネス用語で、目標と指標を継続して立て直していくことで、より効率的に業務を行う試みを指しています。「自己実現力」もこのPDCAを繰り返すことで徐々に高まっていきます。
目標を決めたらいったん次の目標までは進んでみて、そこからまた新たに目標を考え直せば良いのです。進んでいる間に考えが明確になったり、新たな方向が定まったりすることだってあります。迷って行動しなくなれば、迷ったままそこで停滞してしまうので、自己実現からますます遠ざかることになります。
ということで、「自己実現力」を高めるための行動について考えてみました。
学生時代、特に自己実現について考えることがなく、目の前の課題や試験に取り組んできた人がほとんどかもしれないですよね。しかし社会に出たら、私たちは1日の大半を仕事をして過ごすことになり、仕事はもはや人生の一部といえる存在になってきます。特に営業職においては自分の成績が自分の評価の全てとなるので、自己実現力を高めることと仕事の方向性が一致することは、結果的に自分の人生を豊かにし会社へ貢献することにつながるはずです。ここでいう方向性というのは、同じ目標という事ではなく、モチベーションの方向性が同じということです。
このように考えると、「自己実現力」を身につけることはとても大切なことです。最初から大きな目標を立てるのではなく自分が出来る範囲の目標から始めて構わないのです。そこから少しずつ成功体験を積み重ねていけば、より大きな目標を立てていくようになりますよね!