営業スキル

営業バイトでコミュニケーション能力UP!対人スキルを強化するコツ

僕たちを悩ますストレスの原因として最も多いのが対人関係ですよね。僕たちは一人で生きてゆくことはできませんし、何ごとも一人だけで成し遂げることはできません。

学生であれば同級生や同じサークル仲間、また、今後社会人ともなれば、同僚や上司に加えて他の関連部門の人たちと良好な関係を築くためには対人スキルは欠かせません。特に営業活動においては、対人スキルはお客さんから信頼を勝ち取り、引き続き取引を行ってもらうためには最も重要な能力なんです。

もしかしたら「自分は人見知りだから、性格は変えられない」と思う人もいるかもしれませんが、実は対人スキルも技術ですので、練習を重ねることにより向上させることができます。

そこで僕がおすすめするのは、営業バイトを通して対人スキル強化を目指す方法です。実際のお客さんを相手にする実戦練習ですので、非常に大きな学びを得ることができますよ。

今回は、営業バイトで対人スキルを強化する3つのコツをご紹介します。

その1:相手に関心を持つ


営業バイトで対人スキルを強化するコツの1つ目は「相手に関心を持つ」です。

ただし、ここで注意してほしいのは「私はあなたに関心を持ってます」といったフリをする姿勢を見せるのではなく、相手に「心から」関心を持つ、ということです。

僕たちは、相手から関心を持っているフリを見せられたって、そんなの簡単に見分けることできますよね。たとえば僕の場合には、相手の趣味や好きなモノについて語り合う事が多いです。相手が自分の好きなものに心から興味を持ってくれていると、自分が尊重されている、と感じますよね。

これは僕の経験からも実感できているのですが、こちらが相手に「心から」関心を示せば、ほぼ全員、こちらに注意を払ってくれるし協力してくれます。そこから、商談成功につながることも多々あります。つまり僕たちには、自分に心から関心を示してくれる人間には協力してあげたい、と考える性質があるようです。

ところで、動物にも相手に関心を持つ名人がいます。ペットとして犬を飼っている方であれば分かると思いますが、犬は飼い主を見つけると尻尾を振り、全身でうれしさを示しながら近寄ってきますが、私たちに関心を持っているフリなんかしませんし、何か下心があるわけでもありませんよね。

犬が私たちに心から示す関心が、私たちの彼らに対する愛情を生み出しているように感じます。もちろんペットと人間は同じ次元の話ではありませんが、関心と愛着の関係性は想像しやすくなりましたよね?

つまり、あなたがお客さんやバイト仲間に対し心からの関心を持つことにより、あなたはお客さんやバイト仲間の立場になってモノゴトを考えたり、行動できるようになるんです。その結果、あなたはお客さんやバイト仲間より協力を得ることができるようになります(お客さんやバイト仲間はあなたに協力したくなる)。あなたのことが好きになる、とも言えます。

営業であれば、毎日お客さんを相手にする仕事なので、相手に心から関心を持つように接する実戦練習がいくらでもできます。学生のうちから営業バイトをすると、対人スキルを向上させることができますよね!

その2:相手に思いつかせる


営業バイトで対人スキルを強化するコツの2つ目は「相手に思いつかせる」です。

僕たちは他人に押し付けられた意見よりも、自分で思いついた意見の方を好みますよね。たとえ他人の意見が実は正しいと分かったとしても、自分の意見を正当化する理由を無理にでも探し出そうとするものです。

僕たちがお客さんやバイト仲間に対して、たとえ正しいとしても、自分の意見を押しつけるのは間違っています。そりゃ誰だって命令されるより、自分の考えにしたがって行動したいですよね。

僕の場合の例ですと、お客さんへの販売活動において、自分の製品のメリットを一方的に主張するのではなく、会話を通してお客さんが抱えている課題を見つけて、たがいに理解し合うことを目指して対応していました。

たとえばお客さんの課題についてたがいにうまく共有できた場合には、(お客さんの課題に対し、お役に立てるであろうとこちら側から提示した製品であっても)お客さんは自分の考えで製品を選んだように感じたようで、無事、商談成立となりました。

「相手に思いつかせる」ためには、お客さんとの会話を通して、お客さんの課題を見つける能力が必要です。この、相手に自分の発案と思わせる方法は非常に有効な方法ですので、お客さんの課題を見つける練習ができるぜひ営業バイトで対人スキルUPを目指しましょう。

その3:相手をほめる


営業バイトで対人スキルを強化するコツの最後は「相手をほめる」です。

1つ目のコツ「相手に関心を持つ」と同じように「心から」ほめるであり、お世辞ではありません。ここで重要なのは、相手の良い点を見つけるところです。お客さんやバイト仲間との日々のコミュニケーションを通して、本当に心から良い点や相手の長所を見つける練習と考えましょう。

僕たちは誰でも重要な人間になりたいという願望を持っていますよね。僕たちはお世辞なんか聞きたくないけれど、本音では周囲の人間に認めてもらいたいと考えているのです。僕もお客さんと話す時に「あっ、その服素敵ですね〜」「さすが○○さん!」と言って相手の心を開かせるようにしています。

どのお客さん、どのバイト仲間も自分にはない良い点を持っています。本当に心から良い点と思える長所をほめられた、と実感できたお客さんは、他人に自分の重要性が認められたという喜びから、あなたの話をいつでも聞いてくれるようになります。

また、バイト仲間であれば、いつでもあなたに協力的に対応してくれるようになります。ちなみに、ほめたことをあなたが忘れてしまっても、ほめられた相手はあなたがほめてくれたことをいつまでも忘れません。

お客さんやバイト仲間の、本当に心から良い点と思える長所を見つける練習を繰り返すことにより、営業バイトがあなたの対人スキルを改善してくれます。

以上、今回は営業バイトで対人スキルを強化する3つのコツをご紹介しました。

最初にご紹介したコツは「相手に関心を持つ」でした。重要なのは「私はあなたに関心を持ってます」といったフリをしたり、姿勢を見せるのではなく、心から相手に関心を持つ、ということでしたね。こちらが「心から」相手に関心を示せば、ほぼ全員、こちらに注意を払ってくれるし協力してくれます。

「相手に思いつかせる」も対人スキル向上に有効です。相手に自分の発案と思わせる方法は非常に有効な方法ですので、お客さんとの会話を通して、お客さんの課題を見つけるスキルの向上を目指しましょう。

最後にご紹介したのが「相手をほめる」でした。私たちは誰でも周囲の人間に認めてもらいたい、という願望を持っています。本当に心から良い点と思える長所をほめられた相手は、あなたの話をいつでも聞いてくれるようになるし、あなたに協力してくれるようになります。

実は、今回ご紹介した3つのコツの目的は同じで「相手の立場を理解し、相手の立場から物事を考える」ためのものです。相手がなぜそのように考え・行動するのか、には必ず理由がありますが、私たちはその理由である「相手の立場」をほとんど理解しようとはしません。

むしろ、こちら側の考えや立場を相手に一方的に押し付けたり、相手の考えの誤りを指摘する、といったような逆効果を生む行動に努力を重ねて、ますます相手からの反発を買っているのです。相手の考えを受け入れ、理解するよう話し合うことにより、相手はこちら側を受け入れてくれるようになりますし、協力してくれるようになります。

ぜひ、たくさんの人と毎日接する営業バイトで実戦練習をして対人スキルである「相手の立場を理解し、相手の立場から物事を考える」スキルを身に着けましょう!この対人スキルはあなたの学生生活だけでなく、社会人となってからも極めて強力な武器となるはずですよね。

参照元
売れる営業になるには?営業に必要な7つのスキルとコツ
デール・カーネギー著「人を動かす」(創元社)

この記事をかいた人

まさよし

高校時代にイベント団体に所属し、いろんなイベントを手がけたり、あれこれ交渉したり、時にはリーダーとして後輩たちを引っ張ったりするマネジメントも行いました。大学2回生の冬にユキトの紹介によって株式会社YKT Innovationに入職して、今は岡田社長を始めとしたリーダー・マネージャーたちを見習いながらがんばっています。モットーは「関わった人を笑顔にする!」で、元気をとりえに未来のリーダーを目指しています。