学生のときはゼミ・サークルなどみんなで一つのものを作り上げる!という機会は多いですよね。実は社会人で仕事をやっていく上でも、仕事の結果やお客様についての情報を共有し、またお互いにフォローしあっていくことで、成果は格段に向上します。
とはいえ、ひとりひとりがただ存在するだけでは、チームは機能しません。チームをうまく動かし、チームワークよく働くためには魅力あるリーダーが必要ですし、メンバーもチームを意識して動くことが必要ですよね。そのためには一体何が必要になるのか知っておくと、今後の仕事だけでなく日常でみんなが一体となって何かを作る時に、とても役立つはずです。
そこで今回は、良いチームワークを作れる人とはどういう人なのか、また良いチームワークを作れる人の魅力や利点について、お伝えしていきましょう。良いチームワークを作れる魅力的な人とは、なにもリーダーだけとは限りませんよ!
チームワークってそれぞれのメンバーがおなじ目標に進む力のこと!
まずチームワークの魅力は、チームのすべての人が協力しあい、互いに高めあっていくことで全体の目標を達成しやすくなることです。
たとえ能力の高いプレイヤーがそろっていても、それぞれのプレイヤーが勝手にプレイをしているようなチームでは、強いチームに勝つことはできません。各プレイヤーをまとめる人(監督やチームリーダー)がいて、その人を中心にそれぞれのプレイヤーが試合に勝つためのプレイをするのがチームワークです。僕がやっていた野球の場合は、それが監督やチームの「主将」と呼ばれる人たちを指します。
プロの世界に限らず、スポーツの世界ではどのチームでも行なわれていることですが、これは仕事にもあてはまります。仕事の目的を達成するためにリーダーがメンバーをまとめ、メンバーはリーダーや他の人を支えながら、それぞれが同じ目標に向かって突き進んでいくのが、仕事におけるチームワークといえます。ではそのチームワークのいいところを、次で詳しくご紹介していきます。
仕事におけるチームワークの利点はメンバーが思う存分力を発揮できること!
仕事におけるチームにおいては、メンバー同士の協調性も大切ですが、それ以上に「同じ目標を達成する」ことがなにより重要です。メンバーそれぞれが、思う存分能力を発揮できる場でなければなりません。
チームワークが高いことの利点は、
- 目標を達成しやすくなる
- 仕事における生産性が高くなる
- お互いに協力し、刺激しあうことで、各メンバーの成長を促進する
- みんなで仕事を進めていくことで、各メンバーが満足を実感できる
といった効果が期待できることです。
野球でもその人の活かせる得意なところを使ってピッチャーなどのポジションぎめを行っているのと同じで、仕事で集まる各メンバーは、たいてい性格も得意分野もバラバラですよね。そういったメンバーたちがそれぞれの得意分野で活躍し、弱点をフォローしあうことによって、仕事のはかどり具合が飛躍的に高まり、チームの目標を達成しやすくなるのです。
またそれと同時に、各メンバーが協力し、刺激しあうことでそれぞれに成長し、ひとつの目標に進んでいるという安心や満足感を得ることもできますよね。
良いチームワークを作れるリーダーの魅力って?
良いチームワークを作るためには、やはりリーダーの存在が欠かせません。僕が野球や居酒屋でいろんな人と会ってきて良いチームワークが作れる、魅力あるリーダーに必要な共通点として
- リーダーシップを発揮できること
- 客観的、中立的に状況を把握できること
- 各メンバーと密にコミュニケーションを図れること
といった点がありました。
もちろんリーダーのひとりよがりではなく、各メンバーが現在どのような状況にあるのかを把握し、各メンバーの意見に耳を傾け、またメンバー間で情報を共有できる場をセッティングすることが必要です。そして各メンバーの声をもとに、自分たちの目標を再確認し、ときには軌道修正をしたりするのが、チームワークを作れる魅力的なリーダーなのです。
リーダーというと、大きな野望があって、強い統率力でメンバーを引っ張っていくというイメージがありますが、それはチームにおいてかならずしも必要なものではありません。むしろメンバーを客観的、かつ中立的に見ることができ、きちんと状況を把握できる能力の方が、チームワークを作りあげる魅力的なリーダーの持ち味です。
つまりリーダー自身で気をつけることは、たとえ厳しい意見でも、自分やチームのためにプラスになることなら聞き入れるべきですし、逆に自分やチームのために、あえて厳しい意見を投げかけることも大切なことです。実際に僕が尊敬している野球部の主将だった高校の先輩は、僕がつい強いことを言っても真剣に聞き入れてくれました。
そしてコミュニケーションを密にとって、各メンバーの意見や考えていることを共有し、必要であれば自分の意見を曲げても、メンバーの意見を取り入れる柔軟性も必要です。そのようなリーダーのもとには、メンバーの強い信頼が集まるはずです。
良いチームワークを作れる人になるため、学生時代にできることは?
では、良いチームワークを作れる魅力的な人間になるために、学生時代でもできることとは何があるかというと
- 積極的にコミュニケーションをとってみる
- 飲み会などをセッティングしてみる
- 相手の意見を素直に聞く姿勢を習慣づける
- 自分の意見を積極的に述べる
- 自分がリーダータイプか、サポートタイプかを見極める
といった点があげられます。
良いチームワークを作るリーダーとして、やはり重要なのは積極性です。遠慮がちだったり、消極的な姿勢ばかりでは何もできません。普段はあまり話さないゼミの仲間、はじめて集まったグループなどで、自分から積極的にコミュニケーションを図ってみましょう。
飲み会などを自分が主導してセッティングするというのもいいですね。これまで疎遠だった人とも仲良くなれるかもしれませんし、積極的にコミュニケーションを図る姿勢は、営業という仕事において何よりも役立ちます。
また普段から相手の意見を聞く姿勢と、自分の意見を積極的に述べる姿勢を身につけておきましょう。ひとりよがりなリーダーではメンバーの信頼を得ることはできませんし、消極的なリーダーではメンバーが不安になってしまいますよね。
そしてもうひとつ、良いチームワークを作れる魅力的な人は、なにもリーダーだけに限ったではありません。各メンバーがそれぞれ悩みを抱えているように、リーダーもまた悩みをかかえるものです。
リーダーがつまずいて思い悩んでしまった時に、リーダーを支える人がいれば、チームは安泰です。名君と呼ばれる王のそばにすぐれた宰相がいたように、リーダーを支える名宰相になるというのもアリです。自分がリーダーとサポート役、どちらが向いているかしっかり見極めておくことも、学生時代にできることの一つです。
ときにはリーダーに代わってメンバーとコミュニケーションをとり、ときにはリーダーに意見する、そんなメンバーも、良いチームワークに貢献する魅力的な人物ですよね!
さて、良いチームワークを作れる人とはどんな人なのか、また良いチームワークを作れる人の魅力や利点についてお伝えしてきました。
スポーツでチームワークが重視されるのと同じように仕事でもチームワークはとても重要です。チームワークで仕事をする魅力とは、各メンバーが同じ目標に向かって突き進むことで、それぞれが成長し、生産性が向上し、そして目標を達成しやすくなるということです。
そして良いチームワークを作るためには、魅力的なリーダーが必要です。強い統率力でメンバーを引っ張るリーダーよりも、メンバーの声をしっかりと聞き、メンバーの能力や現状をきちんと把握し、そして目標を達成するための道筋を示すことができるリーダーこそ、良いチームワークを作ることができる魅力的なリーダーだといえます。
そのために大事なのは、メンバーを客観的、中立的に見ることができること、そしてメンバーと密にコミュニケーションをとることです。
良いチームワークを作る魅力的な人間になるために、学生時代でもできることは、積極的にコミュニケーションを図り、リーダー経験をしておくこと。そして日頃から相手の意見に耳を傾け、また積極的に自分の意見を述べるよう習慣づけておくことです。そう言っている僕もリーダーになれるよう、日々がんばります!
また良いチームワークを作る魅力的な人間とは、リーダーだけに限ったことではありません。リーダーをサポートし、ときにはリーダーに代わって良いチームワークを作りあげる役割を担うという立ち位置もあるので、どちらが自分に向いているかを見極めましょう。
たとえば所属しているサークルやグループがある人はそこで、何も所属していない人は思い切って集団に入ってみて、良いチームワークを作る練習をしてみましょう。そこでの経験はかならず大きな武器となりますよね!
参照源
「チームワークの意味・重要性とコミュニケーションのコツ」
「もう一度「チームワーク」の意味を考える時が来たのかもしれない」